Coinhive事件モロ氏無罪になるも検察側が提訴~決着は先送りに~
パソコンのCPUを無断で使用して仮想通貨のマイニングを挿せるスクリプトを提供していた「Coinhive」を使用したとして複数人が検挙された。
その中でも、注目を集めたのがWEBデザイナーのモロ氏だ。
神奈川県警察本部サイバー犯罪対策課はこれがコンピューターウイルスにあたるとして検挙、検察も閲覧者が認識できない点がウイルスにあたる判断。昨年2月には横浜簡裁が罰金去年罰金10万円の略式命令を下した。
これを不服として訴訟を提起する。「家宅捜索や取り調べで"反省しろ"と言われてきたが、具体的にどこの部分がいけなかったという説明が一切なかった。その明確な基準を明らかにしていかないと反省することも難しいし、もしかしたらまた同じことをやってしまうかもしれないと思い、裁判という形でその答えを得ようと思った」。
この事件でつい先日、横浜地裁で無罪判決をくだり界隈では喜びの声が上がっていたのだが、早くも検察側は控訴した。
残念ながら、控訴されてしまったようです
— モロ (@moro_is) 2019年4月10日
Coinhive事件は何がなんでも有罪にしたいようだ。
現在、問題となったCoinhiveは今年2019年3月上旬にサービスを終了している。
コインハイブ事件の経緯とこれからについてはご本人がこれを公開している
コインハイブ事件のご報告とこれからのこと|モロ @moro_is|note(ノート) https://t.co/7y9az63byN
— モロ (@moro_is) 2019年4月4日
有志が募りクラウドファウンディングなどを使い裁判費用などの捻出の為に資金調達を行っている。
この事件は非常に多くの問題に及ぶ。
法整備もままならないうちに新しい技術を積極的に使った人間を半ば無理やり検挙した。これは平成最後の魔女狩だ。当局が言ったその理由も周囲は納得のいくものではない。スクリプトを設置して勝手にマイニングさせるのは違法でスクリプトはウィルスというのであればgoogleアドセンスやアダルトサイトでよくみられるタブが何重にも開くスクリプトやワンクリック詐欺を誘発させるようなWEBサイトもウィルスでは無いのか、また動画勝手に流れるadd広告なんかもCPUを勝手にしかもフンダンに使ってくれる。これらも殆どがScriptで動いているのだからコンピューターウィルスというくくりになり取り締まらなければいけない物はコインハイブだけではないはずだ。倫理的な問題や使い方の問題であって、これは法整備が追い付いていない以上は厳重注意ということで収まる話であったのなら周囲も納得しただろう。
サイバーセキュリティ関係でもトップがコンピューターを触らないなんて堂々と言ってしまうくらいの国だから、日本の大人たちはもっとインターネットの仕組みを勉強した方が良いだろう。経済大国と言われた日本も今や落ち目だと言われても致し方が無い。
仮想通貨界隈にいる今の中高生たちの方がずいぶんと優秀で彼らはもう立派に自分たちで稼いでいる。これまで日本を引っ張ってきた諸先輩方は今の時代の早いスピードに、もうついてこれていないだろう。もんみんな引退した方が良いんじゃない?